2009年03月28日

上野のモダンに桜さく

前川國男の都美館も、大改修で近々長期閉館だが、50年を経たコルテン鋼は健在だ。

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同じ前川、リートフェルトのレッド&ブルーの向こうを張った心意気。

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師匠のコルビジェには、ブールデルのヘラクレスが良く似合う。

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とにもかくにも、花の雲 鐘は上野か浅草か、上野のモダンに桜さく。

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一夜限りの「六本木アートナイト」

昨夜から今日に掛けての一夜だけのイベントに、桜も少し足踏みの3月28日の夕刻に、どんなものかと足を運んでみた。
http://roppongiartnight.com/index.html

多くの出し物は六本木ヒルズの周りに集結していて、日没と共にあらわれたヤノベケンジによる機械彫刻「ジャイアント・トらやん」がお祭り気分を盛り上げる。
盛大に火を噴くシーンが撮れなかったのは、少し残念。

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毛利庭園では、横浜トリエンアナーレで見逃した中谷芙二子による霧とライトのインスタレーション。
空間が少々開放的過ぎるが、それなりに。

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66プラザでの高橋匡太によるライトアート。面的な広がりが無いので十和田美術館のほうが印象は強そうだ。

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ウエストウォークでの丸山純子による花と泡のインスタレーション「泡花壇」も廃物利用の意外な美しさ。
藤原隆洋による回転式巨大バルーン 「into the blue」も中に入ると、馬鹿に出来無い。

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空には飛行船も現れて、東京タワーのライトアップも彩りを添えていた。

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他も色々見所があり、祝祭的な街ぐるみのアートへの試みは人々の心を捉え、とてもよいスタートを切ったようだ。
来年以降も続けられることを期待したい。
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2009年03月17日

桜と花の美術館回廊

今、皇居近辺で花と桜にちなんだ展会が同時に開催されていて、春の陽に誘われて巡り歩き。

■山種美術館−「桜さくらサクラ・2009」展

この美術館はあと数ヶ月後に移転するので、いつも千鳥が淵の桜の頃に行われていた展示が、ここで見られるのも今年が最後。
それもあってか、今年は、ひときわ良い作品が楽しめる。
橋本明治の「朝陽桜」、奥村土牛の「醍醐」、「吉野」、美しさに声を失う。

朝陽桜.jpg  醍醐.jpg  

加山又造の「夜桜」、川端龍子の「さくら」も意表をついて素晴らしく、速水御舟のスケッチも軽やかな冴えを見せ付ける。

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初めて見る作家だったが、守屋多々志の「聴花(式子内親王)」。
鬱金と薄墨に取り囲まれながら、心あらずに来し方を見据える眼差しが引き付ける。
 はかなくて過ぎにし方をかぞふれば 花にもの思ふ春ぞ経にける
                         (式子内親王)

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そのほかも桜好きな人にとって見所満載。

桜の頃は大混雑だが、千鳥が淵の桜と一緒に味わうのも一興だ。

■国立近代美術館工芸館−「近代工芸の名品 花」展
山種からのんびり歩いて、10分ほどで工芸館。
桜を念頭に置いた、花に因む工芸の名品の数々が出展されていて、眼福の極み。

松田権六、富本憲吉、板谷波山、寺井直次、芹沢_介など人間国宝の技を極めた作品が目白押し。

写真は順に、松田権六「蒔絵桜鳥平卓」、寺井直次「梅絵蒔絵香合」、芹沢_介「紬地型絵染華字のれん」
20090317蒔絵桜鳥平卓s-.jpg  20090317蒔絵香合s-.jpg 華字のれんs-.JPG

 
■国立近代美術館で「近代日本の美術」展。
工芸館から、ほんの一歩き。

桜を主題とした六曲一双の川合玉堂の「行く春」や、菊池芳文の豪奢な「小雨ふる吉野」。

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勿論花以外にも、あの作品が今ここに、という出会いも多々楽しめる。
これも花と言えば花か。細江英公の「薔薇刑」。
昨年日経日本画大賞を取った、岡村桂三郎の「黄象」などの展示もされていた。

20090317薔薇刑s-.jpg  20090317黄象1s-.jpg

桜の季節に合わせて開催されている、桜と花の美術館回廊巡りは、春を寿ぐのに相応しい喜びだった。

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2009年03月04日

美術館、巡り歩けば春の雨

庭園美術館のウォルター・ロータンのGIRAFFE。
色を添える梅の花。

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安田侃の「風」。
彼も作品は、日本のあちこちで増殖中。

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松岡美術館の春を呼ぶ、美人画。
橋本明治「舞扇」、射抜くような目の力が強い。

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エミリオ・グレコの「EIKO」、日本人なのか気に掛かる。

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無銘のガンダーラ仏。
みほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす。

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蹲踞に春の雨。
椿を散らす心つくしがゆかしい。

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三井記念美術館。
底光りする冷徹な書庫扉の存在感が立ち勝るが、展示は春を呼ぶおひなさま。

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蓑見ても 旅したく成る春の雨(正岡子規)
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