2009年05月28日

雨の日は銀座で散歩

梅雨の走りのような日々、銀座散歩。

ブランクーシ・ラプソディ。
「無限柱」へのオマージュで始まり、

20090528ブランクーシ・ラプソディs-.jpg


雪舟の庭をすぎ、

20090528雪舟の庭s-.jpg


既視感に囚われつつ、デビアスのひずみが歪み、リンゴが浮遊。

20090528既視感s-.jpg  20090528デビアスs-.jpg  20090528アップルs-.jpg


海とも、宇宙とも、青の時間。

20090528和光s-.jpg


ゼブラも様々なる意匠。

20090528ゼブラ1s-.jpg  20090528ゼブラ2s-.jpg


とどめは、やはりルージュです。

20090528ルージュs-.jpg

ルージュひくたびにわかります、虚飾の街の西東。
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

壺中居の細川護煕展

壺中居というと、骨董好きでは知らぬものはない日本橋にある古美術と陶芸のギャラリーだ。
青山二郎、小林秀雄がたむろし、白洲正子がここで二人に骨董の目利きとして苛め抜かれ、育て上げられたことでも有名だ。

今はすっかり茶陶の陶芸家として有名になった、元首相の細川護煕氏が陶器以外にも沢山の書を出していると言う噂に惹き付けられて、足を運んだ。

TVや雑誌では、よく目にするものの、どちらも実物を見るの初めてだ。
黒楽と言わず、黒茶碗と言い、長次郎と光悦が目標と言い放っている技量はどうか。

政界引退後の陶器への傾倒だが、旦那芸からはかけ離れた作品のように見受けられ、どれも、数寄の世界にかかわる人には垂涎のもののようだ。
しかし、優等生ばかりが整列したような器は優品だが、逸品には届いているかどうか。

茶器ばかりでなく置物や、小品の香合も出品されていて、肩の力を抜いたこれらはとても好感が持てた。

20090528細川陶器2s-.jpg  2009058細川陶器1s-.jpg  20090528細川陶器4s-.jpg  20090528細川陶器3s-.jpg


さて、書のほうは如何にというと、これは完全な余芸だった。
作品は行書と仮名で、誤魔化しの効かない楷書が出ていないことで、技量のほどは伺える。
しかし、色即是空という書だけは、型を超えた良い書だった。

20090528細川行書s-.jpg  20090528細川かなs-.jpg


会場に細川護煕氏自身が、姿を見せておられ、質問すると書は熊本県知事時代から嗜まれたとの事。
どうぞ、どの茶器も手に取って見てくださいと言う言葉で、じっくりと高台まで拝見し、眼とは又違った肌さわりで、人気のほどを確かめた。

護煕氏は政界を引退の折、細川ガラシャの辞世の句の「散りぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」を引用していたが、細川家の先祖の細川忠興は利休七哲の一人で、忠興の妻が細川ガラシャ。

また、氏は、白洲正子の娘婿で武相荘の館長を勤めている牧山圭男の陶芸を見て陶器の世界に足を踏み入れた。

壺中居、白洲正子、茶陶、細川家と因果は幾重にも巡り巡って、今は二度目の花のようだ。
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

片岡球子展

日本橋高島屋で行われていた、片岡球子の回顧展。

奔放な構図と色使いで、富士や面構シリーズで有名だが、実際に見るのは初めてだ。

絵もさることながら、言葉が眼を惹きつける。

「富士に献花」

富士に献花.jpg

・・・富士山にね 「私は一生懸命描きますから、お礼に、私の描いた下手な着物を、一年に一回ずつお礼に差し上げますから、どうか私の願いを聞き届けてください」 と言って、お辞儀して、献花のように、富士山に花の絵を描いた着物を着せるつもりで、必ず富士の身体に花を描いていった。・・・ 


転機となった37歳の若描の作品「雄渾」は祈祷僧の表情にも増して、主題と格闘し、塗られては削ぎ落とされ、削ぎ落とされては再び盛られた、厚塗りの絵具が作家の苦闘を顕していた。

雄渾.jpg


裸婦は、78歳から外を出歩けなくなっても描ける素材として取り組み始め、
・・・10年しか勉強していないから、まだ高校生の絵である。100歳まで描き続ければ やっと大学を卒業する勘定になる。・・・

「ポーズ22」は99歳の時の作品で、言葉の通り描き続けた絶筆は100歳の時の、眠るような裸婦だ。
22年間の間に流れたのは、時間なのか意識なのか、定かでない。

ポーズ22.jpg


面構シリーズの晩年は、雪舟を四年連続で描いている。

・・・私は一生に一度は雪舟を描きたいと思っております。
そのためには墨絵を背景に描きませんとなどと考えておりまして、墨絵の勉強もはじめなければと欲ばって まだまだ死ねません・・・

90歳を過ぎて描いた、山水長巻を添えた雪舟の面構は、雪舟よりも水墨を見て下さいと言っているようだ。
確かに、これでは、まだまだ死ねないと思ったことだろう。

雪舟.jpg

103歳で亡くなった片岡球子は、見事に、自分の言葉を生き切った。
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

ららぽーと横浜vsトレッサ横浜

久しぶりに、行きそびれていた巨艦商業施設探訪。

■ららぽーと横浜
オープンは2007年3月で既に二年経つ。
デベロッパーは三井、設計は石本建築事務所。

これははっきり言って、ラゾーナ川崎プラザのデザイン流用版。
部分的に、姑息に世知辛く焼直したもの。

あちらこちらに、同じデザインアイテムが使われており、デベロッパーが同じ三井だから、やむを得ない所もあるが。
ラゾーナ川崎の設計は山下設計とリカルド・ボフィール。
石本建築事務所も、唯々諾々と建築主に従うだけでなく、意地を見せてもらいたい。

プランニングも定番の、弓と弦の様にR状のダブルコリドーを持った吹き抜けに、もう一つの直線状のダブルコリドーを沿わせたもの。

IMG_1162s-.jpg  IMG_1158s-.jpg  20090525ららぽーと横浜3s-.jpg

ラゾーナから進んでいたのは、流石に時代を反映して、ペットカートを使えば限定された場所にはペットを連れて行けるようになった事くらい。

オリジナリティの観点から、評価出来て見るべきところは殆ど無い。
金が無ければ知恵を出せ、知恵が無ければ汗をかけ。

汗も、冷や汗ぐらいはかいたのだろう。

■トレッサ横浜
トヨタの工場などの跡地に、北棟が2007年12月、南棟が2008年3月にオープンした。
設計は日建設計。

フランスのリヨンの市街地をイメージしているという事で、ららぽーとよりテーマ設定が容易だ。
外観はこれ以上グレードダウンできない仕様だが、トヨタの大規模な展示スペースがある北棟は、ヴィーナスフォートの簡易版。
台場も隣がトヨタのMEGA WEBだから、二つを足して二で割ったものがトレッサ横浜の北棟のコンセプトとネタ割れする。

20090525トレッサ横浜外観s-.jpg  20090525トレッサ横浜北棟s-.jpg 

ららぽーとは、ご婦人にお付き合いの男性は居心地の良い場所を探すのに苦労する。
トレッサは寛げそうなスペースがあちこちに取られ、特に車好きの人は巡り歩くのも楽しそうだ。

20090525トレッサ横浜北棟椅子s-.jpg


南棟はララポートと瓜二つの、弓形のコリドーなのには驚いた。
敷地内を高圧線が通ることによるプランニングの制約を逆手にとって、GMSでは珍しくあえて、客を一度外部に出させる動線を作っている。
この外部はイベント広場等で活用されて、成功しているようだ。

20090525トレッサ横浜南棟1s-.jpg  20090525トレッサ横浜南棟2s-.jpg

どちらの商業施設も、似た核店舗に似たようなテナント、何処かで見たデザインだが、ラゾーナ川崎プラザとヴィーナスフォートの物まね合戦の軍配は上げかねた。
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月21日

開国博Y150と象の鼻パーク

横浜で開国博Y150が開催されている。
大桟橋近くの象の鼻パークの見学も兼ねて、繰り出した。

■開国博Y150
この博覧会は9月末まで開催されていて、500万人の動因が目標とか。

有料会場は3つあり、はじまりの森、スーパーハイビジョンシアター、未来シアターで、驚くことに2400円もの入場料だ。
はじまりの森には、Y150で唯一見る価値のある、ラ・マシンの蜘蛛が鎮座して、一日何回かその巨体が操作される。
これは会場外からも見学できるが、オブジェ好きの人にはかなりお薦めだ。

20090521ラ・マシンs-.jpg  20090521始まりの森s-.jpg

陳腐さが想像出来るようなシアターはパスしたが、評判は極めて悪いようだ。
はじまりの森の企業の宣伝ブース、いまさらながらのスーパーハイビジョン映像、岩井俊二の名前だけのアニメ、ラ・マシンを除いて目玉がこれでは寂しすぎる。

構想力の乏しいプロデューサーには、39年前の大阪万博の爪の垢でも煎じて飲ませたい。
はじまりの森の設計をしたみかんぐみも、マスコットのゆるキャラのたねまる君に劣らない、デザインのゆるさだ。

7月からはズーラシア隣接の施設もオープンするようだが、期待薄。

横浜は良い観光資源を沢山持っていて、それに期待する観光客も多い筈だが、この博覧会で、逆に横浜のイメージを失墜することを大いに危惧した。

■象の鼻パーク
ここは、公開コンペで設計され開国博と連動している。
若手にチャンスを与える為、設計者が開港100周年の1959年6月2日以降に生まれたことが応募条件だった。当選者は小泉雅生。
そして、オープンは6月2日。

出来具合はいかに?

オープン前で施設内には入れないが、殺風景な景観や芝生を主体とした寂しい植生が印象的。。
パネル状の照明器具が特徴だが、海際には寛ぐ人のためのベンチも無い。

20090521象の鼻パークs-.jpg  20090521象の鼻パーク1s-.jpg  20090521象の鼻パーク2s-.JPG

しかし工事中に、昔の鉄道の遺構などが発見され、それを保存する配慮などはなされたようだ。

冬は寒風吹きすさび、夏は照り返しの暑さで困惑しそうな公園だが、市民の目はどう映るか。

大桟橋は、ウェディングの写真撮影が行われていて、キングとクイーン、これは文句なしに爽やかだった。

20090521大桟橋s-.jpg
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

三社祭

今日は三社祭は二年ぶりの宮出しだが、雨模様を懸念して昨日、町内神輿連合渡御を見物。
3日間で150万人の人出と言われているので、混雑といえば混雑だが、肝心の浅草神社は、さほどのことは無かったのはやや意外。

浅草寺は今年は屋根の改修で、境内が狭く神輿も勢いよく進むわけには行かず困惑顔だ。
とはいえ、祭りは祭り、待機中の神輿の勢ぞろいも煌びやかで、お渡りは威勢の良い掛け声で気分が盛り上がる。
汗こそ無いが、良い顔の男衆と女衆、女衆は担ぐというよりは、ぶら下がっているのもご愛嬌。

20090516三社祭2s-.jpg  20090516三社祭1s-.jpg  20090516三社祭s-.jpg


子供神輿も賑やかだ。
綺麗どころの浅草あやめ連のお囃子も、いずれあやめかかきつばた。

20090516子供神輿s-.jpg P1020326.JPG


いつも見慣れた浅草寺の本堂も、工事の仮設構造物が思いもよらぬ不思議な美しさを見せていて、予想外の面白さだ。

20090516浅草寺改修s-.jpg


浮かれついでに神輿見物のあと、神谷バーに足を向けるが、いかにも電気ブランを懐かしむ感じの人で超満員。
この日も味わうこと叶わずに、すごすごと店を出た。
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月16日

ティファニー、ランバン、H&Mついでにおまけの「Trans-Figurative」

日本全国不景気風と、新型インフルエンザが吹き荒れる中、銀座散歩。

■H&M
昨年オープンして、いまだ大盛況だが、出店しているビルはGINZA gCUBE。
言われてみればそうかと思うガスの炎をイメージしたという外観で、東ガスの建物だからと言っても、悲しくなるほど貧困な発想だ。
基本計画・デザイン監修:山下設計、設計・施工:鹿島・清水建設JV

H&M.jpg

しかし、店自体はコストパフォーマンスの良い値付けと、それなりのファッショナブルなデザインで大賑わい。
スエーデンのユニクロか、衣装版のイケアかと思われた。


■ランバン
H&Mのすぐ傍にあるランバンは、設計は中村拓志。
一階ファサードの厚い鋼板に、アクリルを造船職人の技術で埋め込んだデザインで注目された。
店の中は閑古鳥。休日の午後にも拘らず、一階レディーズ、二階メンズのフロアーともに人っ子一人いなくて、H&Mと様変わりの不況の真っ只中。
せっかくの外装デザインも、日中は昼行灯だ。

ランバン.jpg


■ティファニー
シンボルの大きな時計のイメージを一新して、、隈研吾が改修設計をした。

外装のアルミハニカムをサンドイッチしたパネルは、これもランバンと同じ昼行灯だが、夜は別の表情を見せそうだ。
最近は素材の使いこなしに冴えを見せている、隈研吾だが、1階の吹き抜けのクリスタルストーンや、3階の紗のようなカーテンの扱いには、制約の多い商業ビルも自家薬籠中のものにしつつある事が伺えた。

20090517ティファニー3.JPG  20090517ティファニー2.JPG  20090517ティファニー1.JPG

若いカップルで店内は一杯で、100年に一度の大不況もカップルの熱の前には形無しのようだ。


■Trans-Figurative・伊庭靖子
銀座資生堂で椿会展が開催されていた。

Trans-Figurativeという意味不明の頭でっかちのタイトルだが、伊庭靖子、塩田千春、祐成政徳、丸山直文の4人が出展し2ヵ月半もの間、開催される。
どちらかと言うと大仰なタイトルに対して名前負けした、羊頭狗肉的な展覧会。
しかし、伊庭靖子の作品だけは目を引き付ける。

三次元の物体を二次元に転写するのは当たり前の絵画の世界だが、リアルの世界の物質の柔らかさ、硬質さ、空気感、がフェイクの世界に微妙に位相をずらされて、不思議な静寂性の中に構築されている。

伊庭靖子.jpg  伊庭靖子2.jpg


そのズレは普通は、背筋にゾクリとした不快な違和感を感じさせる事が多いのだが、彼女の作品では、海の底から光を見上げているかの如きたゆたう優しさに満ちている。
そして、作品にうさん臭さのない清潔さが溢れているのも稀有のことだ。

きっとズレは意識的に発生させているのでなく、作者の天然のものかも知れないが、それならそれで意図的な操作がこれから行われる楽しみがあるというものだ。
この日の銀座で一番の見つけものだった。
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月09日

かぜのみちに風薫る

2年ぶりにロードレーサーの埃を払い多摩川に。

変わらないもの、変わるもの、2年経てば夫々が新しい発見だ。

二子玉川の再開発の超高層マンションは高さこそ最終的に異なるが、3棟同じ外観で、手抜きも極まった溜息の出るようながっかりの建物だ。
設計は、RIA、東急設計コンサルタント、日本設計。なるほど。

20090509二子玉川マンションs-.jpg


橋が良く見ると、とても美しい。
詰らないマンションよりも、土木系のデザインの方が多摩川では頑張っている。

20090509多摩水道橋s-.jpg  20090509多摩川原水道橋s-.jpg  20090509稲城大橋s-.jpg

増橋中の是政橋も、不思議な美しさ。

20090509是政橋s-.jpg

何時ものサイクリングロードの終着点は、昔の甲州街道の万願寺の渡しだったことも今更ながら発見。

20090509万願寺渡しs-.jpg

東京都側の府中付近は「かぜのみち」。
復路はその通り風に悩まされるが、かぜのみちに五月の風薫る。

他のものが変わっても、決して変わらない多摩川の日の入りを眺めつつペダルをこいだ。

20090509多摩川サイクリングロードs-.jpg  20090509残照s-.jpg
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アウトドア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月04日

お江戸見たけりゃ佐原においで

・・・・お江戸見たけりゃ佐原においで 佐原本町江戸勝り・・・
という事で佐原に行ってみた。
勿論歩き派としては、千葉で唯一指定されている重伝建地区の見物と共に、佐原出身の歩く巨人伊能忠敬詣がもう一つの目的。

駅の出口には、伊能忠敬の一歩などが描かれた石が埋め込まれているが、気づく人は殆どいない。

20090404佐原駅碑s-.jpg


しかし流石に、重伝建の川沿いの風景はそれなりの風情があり、新しい建物も街並みに合わせて作ろうという姿が見られる。
ジャージャー橋とも言われる、樋橋もめずらしいく、全体的にはミニ柳川+ミニ川越という感じだ。

20090504佐原街並みs-.jpg  20090504伊能忠敬旧居s-.jpg  20090504ジャジャ橋s-.jpg


伊能忠敬記念館に様々な資料が展示されているが、地図以外にも几帳面な人柄を示すような克明な測量日記などが印象的。
10回に亘る測量の旅の、多分全てが残っているようで、奇跡的だ。

ところで、街道歩きにも、町歩きにも地図は必須なことは言うまでもない。
佐原駅前に水郷佐原観光協会が入っている建物があり、佐原の観光地図はここで入手できる。
日本地図を作った伊能忠敬の町なので、さぞやと思って期待するが、残念ながらあまりセンスの良くないありきたりの一枚のマップ。
ここまでは、普通の話だが、これが有料で僅かな金額だが、20円を徴収される。
日本全国の観光地で、観光マップでお金を払った記憶は無く、伊能忠敬の町でもある佐原での有料地図は、殆ど悪いジョークとしか思えない。

佐原も観光地部分は、それなりの人出だが、駅前商店街は例によって衰退し、地方都市の典型の姿を示している。
観光で活性化の道を探るのであれが、行政のしっかりした考え方と取り組みが必要で、それは極些細な地図一枚からも見えてくるものだと思えた。

さて、町の中で圧巻なのは、上り龍下り龍の看板を持つ明治13年に作られた正文堂書店だが、立派な外観と裏腹に既に3年前に商いは止めており、内部は荒れ果てたまま放置されている。

20090504正文堂s-.jpg  20090504正文堂内部s-.jpg

ご主人が入院中という店主のおばあさんが、一人観光客の為に何をするでもないが戸を開けてくれている。
重伝建地区は家屋の増改築や修理に国から補助金が出るが、この内装は建物本体ではないので、対象外か。
おばあさんに聞いて見ると、寂しそうにいまさら小奇麗にするつもりも無いという答えで、重伝建地区の光と影だ。

高いところから、今の佐原を見下ろしてるような伊能忠敬の像を見て、町を後にした。

20090504伊能忠敬像s-.jpg
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。