2009年08月27日

シャトーカミヤの地下セラー

シャトーカミヤは明治時代に神谷傳兵衛が日本初の本格的ワイン醸造所として牛久に設立し、昨年三つの棟が重要文化財に指定された。
改めて、水戸街道を歩いた折に立ち寄ってみた。

主屋の建物はルネサンス様式で、設計は岡田時太郎。
この設計者は軽井沢の三笠ホテル、そして今は安藤忠雄が改修設計して、国際子供図書館として生まれ変わった上野の帝国図書館も設計している。

20090827シャトーカミヤ外観s-.jpg  20090827シャトーカミヤアーチs-.jpg  20090827シャトーカミヤディテールs-.jpg


主屋はそれなりに目を楽しませるが、見所は貯蔵庫の地下セラーの暗闇だ。

ライトウェルから導入される外部からの光が、暗闇をいよいよ闇に沈め、光の粒子は壁や樽に付くビロードのようなラコジウム・セラーレという黒黴に吸い取られ、息をのむような漆黒の世界を作り出す。

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これからも決して、開けられる事の無いワインたちは何時までも眠り眠って熟成の時を刻み、その眠りを密やかに太陽神が見守り続けている。

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現在シャトーカミヤでは、ワイン自体はボトリングしかしていないが、美味しい地ビールを製造しているので、暗闇の世界から闊達なビールの世界への復帰も楽しい体験だ。
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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