2009年10月24日

境川ポタリング

横浜の瀬谷のあたりから、海軍通りを抜けて境川沿いに江の島へ出るコースの、ポタリングに出かけてみた。

一直線の海軍道路は、昔の海軍資材置き場へ通じる鉄道跡で、桜の頃は眼を楽しませそうだ。

20091024海軍道路s-.jpg


境川沿いにはサイクリングロードが整備されていて、のんびりとした田園風景が楽しめる。
この川沿いには、鎌倉街道上道もすぐ傍を通っていて、以前歩いた見覚えのある景色を懐かしく眺めながら。

20091024稲掛s-.jpg  20091024境川CRs-.jpg  20091024境川s-.jpg


多摩川のサイクリングコースは、歩く人、ジョッギングをする人、サイクリングをする人で大混雑で事故も多発しているが、境川は人気も殆どなく神経を使わずに楽しめる。

残念ながら早めの雨で、藤沢で打ち止めにしたが、勿論藤沢は東海道の宿場町でこちらも東海道を歩いた記憶が甦る。

20091024藤沢橋s-.jpg


次は鎌倉に繋げて、こんな所にあるとは知らなかった鎌倉の棟方板画館も訪ねつつ、これからの紅葉狩を兼ねて走るのも楽しそうだ
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2009年10月06日

杉本博司の「Lightning Field」

杉本博司も写真界ではすっかり大御所になって、今年は世界文化賞を絵画の部門で受賞。
その杉本の新作の「Lightning Field」展をギャラリー小柳で見る。

撮影と言う行為ではなく、高電圧の放電現象を意表を付いて直接フィルムに焼き付け、そこに一見シナプスか植物のようにも見まがう形態が出現する。

20091006ギャラリー小柳s-.jpg  20091006lightningfield.jpg


写真の裏に秘められたプロセスは、スリリングで面白いが、全く偶然性に委ねられた単に現象を可視化する行為は、芸術と言うよりは殆ど科学の範疇だ。
しかし、既に神話化しつつある彼の作品は、熱狂的なファンが多く、高額な金額で多くのものが売約済みとか。
魅力的且韜晦的な彼の話術に包められる人は、ますます増えているようだった。

今月末には杉本自身が庭と内装を設計したというIZU PHOTO MUSEUMがオープンし、「杉本博司―光の自然」展が開催される。
そこでは、Lightning Fieldの成果の一つを屏風仕立てにした六曲一双の「放電日月山水図」が展示されるという。
自身が手がけた空間で、自信の作を展示する訳で、見に行かない訳にはいかない。

世界文化賞発表の記者会見では何故か中曽根元首相の隣に座り、少し脂の抜けてきた中曽根に比して、杉本は益々妖怪めいて見えてきた。

世界文化賞s-.jpg
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ソクーロフのボヴァリー夫人

20年ぶりに公開されたという、ソクーロフの「ボヴァリー夫人」。

2010年のフローベル生誕130年初年に先駆けて、ソクーロフが20年前のソビエト混乱の時期の作品をディレクターズカットで送り出した。

前評判は上々だが、実物はいささか期待外れだった。

ボヴァリー夫人2.jpg  ボヴァリー夫人1s-.jpg  ボヴァリー夫人3.jpg


全編を通底する、ストーリーを暗示する蝿の羽音、意図的な荒れた画面、冒頭の即物的なセックスシーン、極端なクローズアップによるスケール感を失わせる巨大な画像、暴力的な音の効果。
など、ディテールで見れば印象的なものは多い。
しかし、リーフレットにある「幸せの行方」と言うような言葉で括るような世界にはソクーロフは全く向いていないように思われる。

ソクーロフ自身は「私は今も世界に数多くいるエマのためにこの映画をつくった」と言っている。
20年前の若描きなら納得だが、20年過ぎた今、同じ言葉を吐き出すのはかなり意図的な鈍感さだ。

エマを演じる素人だったセシル・ゼルヴダキのキャスティングは、美醜よりも怪女優という方が相応しい。

それでもソクーロフ好きは数多く、上映館のシアター・イメージフォーラムは満員だった。
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