2010年04月03日

競馬場でお花見を

横浜の根岸森林公園には、340本の桜が植えられている。

本数は比較的少ないが、公園の斜面に密植されているために、霞がたなびくような景観を生じる。
まさに、花の雲 鐘は上野か浅草か、だ。

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この公園は元根岸競馬場だったものが戦後の米軍の接収、返還を経て1977年に公園化された。
古くから育っているように見える桜は、1973年に三菱グループの寄付で植樹されており、その樹齢は僅か37年に過ぎず、寿命が60年と言われる染井吉野としては丁度壮年期だ。
三菱グループの寄付も37年経って、益々人々を楽しませ続けている。

桜の広がる地域とは別の敷地に、モーガンが設計し1930年に建設された競馬場の一等観覧席が廃墟として残存し、その姿は圧倒的な存在感に溢れている。

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スタンドの周りには広場が設置され、植えられてからまだ日の浅い桜が添えられている。
これらの桜は、まだ何十年かは十分な樹齢があり、スタンドと日本のこれからの行方を見守っていくだろう。

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しかし、咲いた桜は散らねばならず、スタンドと、桜と、人と、日本とどれが早く散るものか。

 散る桜 残る桜も散る桜。(良寛)
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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