2010年08月28日

重要文化的景観

酷い残暑と、国民を放置して権力闘争に明け暮れ、迷走する政治にほとほと疲れ果てるこの頃だが、「重要文化的景観」なるものを知った。

5年ほど前に制定されていて、今は22件が指定されている。
http://www.bunka.go.jp/bunkazai/shurui/keikan.html

keikan_photo10.jpg  keikan_photo28.jpg  keikan_photo53.jpg


場所を見ると、傍を通り過ぎた程度のことはあっても知らないものが殆どだが、一般観光地とは違ってかなり魅力に溢れている。
四万十川が五件も指定されているのも、どういう選定基準なのか不思議に思う。

こういう取り組みは、助成金も交付されるはずなので、悪いことではないだろうがかなり重複した活動が見受けられる。

同じ文科省が管轄しているもので、建物に特化した「重要伝統的建造物群保存地区」と言うものもある。
http://www.bunka.go.jp/1hogo/shoukai/main.asp%7B0fl=list&id=1000000177&clc=1000000153%7B9.html

国交省管轄では、古都保存法に基づいて「美しい日本の歴史的風土 100選」と言うものも選定していて、「重要伝統的建造物群保存地区」とかなり重複している。
http://www.kotohozon.or.jp/pdf/100sen_kekka.pdf

調べるとこういうものは、まだまだありそうだ。
いずれにせよお上から認定してもらうのが目的ではなくて、実際そこでどのような町つくり、景観の維持が図られているかが重要なのは言うまでもない。
何にも指定されていなくても、素晴らしい町であり心打つ景観であるところは多く、逆に指定されていても惨状を呈しているところも少なくない。

町も、景観も国が作ったのではなくて、長い時間を掛けてそこに実際に住む人が醸成し、目に見えぬ努力をして維持され続けているる。

しかし、色々なリストを見ると、狭いと思っている日本は途方もなく広い事を改めて思い、通りすがりの光景の裏に隠された人々の忍耐強い営みに感謝の念を払わずにはいられない。
posted by 遊戯人 at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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