2010年12月04日

国会議事堂特別参観

議会開設120周年記念で、12月4,5日国会議事堂の特別参観が行なわれ、衆参同時に見れる貴重な機会なので、足を運んだ。
そこには様々な不思議が横溢していた。

国会議事堂の建設に当たっては日本で最初の設計コンペが行なわれて、宮内省技手の渡辺福三の案が一等になり、その後、それを元に多くの人が関わって、今の姿になったとも、吉武東里が実質的に設計したともいわれている。国のこのような建物の設計者が曖昧なのもかなり不思議だ。
施工者に至っては、僅か70年前の竣工にもかかわらず、信じられない事だが、不詳ということになっている。これは秘密保持とも言われるが実態は不明だ。

tousen01s.jpg  20101204議事堂外観1s-.jpg  20101204議事堂外観2s-.jpg


議場や、大臣室はTVでもおなじみだが、議長応接室や建設費の1/10が費やされたという豪華絢爛な天皇御休所などは普段はお目に掛かれないものを見ることが出来る。
天皇御休所の折上格天井には鳳凰があしらわれ、天子南面に従い天皇の席は真南を向いている。
通常参観の時は天皇御休所は写真撮影絶対禁止らしいが、何を今更と、不思議。

20101204議場s-.jpg  20101204大臣室s-.jpg  20101204御休所s-.jpg  20101204御休所天井s-.jpg


不思議で気になるデザインも横溢している。
玄関ホールの吹き抜けには北澤ステンドグラスが製作したステンドグラス。この議事堂で繰り返し現われるモチーフだが何のシンボルだろうか。
外壁の主要な場所、天皇御休所、さらには中庭の噴水にも何か不明な場所にも。

20101204ステンドグラスs-.jpg  20101204外装意匠s-.jpg  20101204御休所入り口s-.jpg  20101204中庭噴水s-.jpg


議場の上部が、日本で一番大きいと言われる見事なステンドグラスのトップライトとになっている事も驚きだ。
議事堂は威信をかけて、殆ど全てのものを国産でまかなったが、このトップライトとドアノブ、そして何故か郵便受けが国産でまかなえなかったと。

20101204議場ステンドグラスs-.jpg


国会議事堂の地下には、秘密の地下通路があるとも言われ、秘密の地下鉄駅の話も流布されている。
つい先日菅首相が首相官邸と公邸が地下で繋がっていることを口を滑らせた程なので、ありそうな話ではある。

国会議事堂は去年、一昨年と全面的に外装の洗浄が行なわれて見違えるように真新しくなったが、12月3日日閉幕した臨時国会は、無残な程の政治の劣化を見せ付けた。
国会議事堂には色々な不思議があるが、この劣化を政治家が恬として恥じないことが、最大の不思議だった。

外ではお土産が売られていて、日本再起と書かれた「ねじれ国会おこし」が秀逸だった。

20101204ねじれ国会おこしs-.jpg


今年ブームだった坂本龍馬は、「日本を今一度、洗濯いたし申し候」と言ったが、建物だけでなく、政治家の心根も是非洗濯してもらいたいと思いつつ議事堂をあとにした。
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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