2012年03月22日

丸の内:Time Still

行幸通りは東京の玄関口の東京駅と和田蔵門を繋ぐ。正式には東京都道404号皇居前東京停車場線。
極めつけのハレの空間である筈だが、常時は空漠として何故かここを歩く人は殆どおらず、一般車の通行は禁止されている。

ロラン・バルトが「表徴の帝国」で皇居を意味の欠如した東京の空虚な中心と呼んだが、そこへ繋がる道はあからさまにその輝く空虚さを暗示する。

20120321御幸通りs-.jpg


行幸通りの地下はギャラリーとなっている。地上のハレの行幸通りに対して、元は駐車場だった地下のケとしての行幸地下ギャラリー。
無機的な長大な壁面で『東日本大震災 復興応援写真展 「3・11以前」』が行われている。
丸ビルと新丸ビルの間にあるにも関わらず人通りは極めて少なく、写真は寂しげだ。

20120321御幸通りs-.jpg 


失われた二度と戻らない光景の中の、笑顔の写真が時間を止める。

20120321復興応援写真展s-.jpg


地上に戻ると、風に桜をあしらったFlagが揺れている。
日本の誰が、世界の誰に、何のために発信しているのか。主語も目的語もなく何処までも続く曖昧性。
震災への、外国からの支援に感謝するFlagと言うが。

 さくらさくらさくさくらちるさくら

20120321FLAGs-.jpg


今年の春に、JPタワーとして竣工する東京中央郵便局。
保存された外壁に残る時計の見えない針は、2時46分を指している。きっと。

20120321中央郵便局時計s-.jpg  20110704気仙沼3s-.jpg


変らない日本、止まる時間。
posted by 遊戯人 at 22:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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