2009年10月06日

杉本博司の「Lightning Field」

杉本博司も写真界ではすっかり大御所になって、今年は世界文化賞を絵画の部門で受賞。
その杉本の新作の「Lightning Field」展をギャラリー小柳で見る。

撮影と言う行為ではなく、高電圧の放電現象を意表を付いて直接フィルムに焼き付け、そこに一見シナプスか植物のようにも見まがう形態が出現する。

20091006ギャラリー小柳s-.jpg  20091006lightningfield.jpg


写真の裏に秘められたプロセスは、スリリングで面白いが、全く偶然性に委ねられた単に現象を可視化する行為は、芸術と言うよりは殆ど科学の範疇だ。
しかし、既に神話化しつつある彼の作品は、熱狂的なファンが多く、高額な金額で多くのものが売約済みとか。
魅力的且韜晦的な彼の話術に包められる人は、ますます増えているようだった。

今月末には杉本自身が庭と内装を設計したというIZU PHOTO MUSEUMがオープンし、「杉本博司―光の自然」展が開催される。
そこでは、Lightning Fieldの成果の一つを屏風仕立てにした六曲一双の「放電日月山水図」が展示されるという。
自身が手がけた空間で、自信の作を展示する訳で、見に行かない訳にはいかない。

世界文化賞発表の記者会見では何故か中曽根元首相の隣に座り、少し脂の抜けてきた中曽根に比して、杉本は益々妖怪めいて見えてきた。

世界文化賞s-.jpg
posted by 遊戯人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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杉本博司さん世界文化賞受賞
Excerpt: 杉本博司さんが世界文化賞を受賞されました。 写真家として初めての絵画部門での受賞。 およそ20年来のファンとして嬉しいです! 杉本博司...
Weblog: アワーミュージアム
Tracked: 2009-10-24 01:41
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